色々やってみる日記

粘土フィギュアの製作ログ、うつや不安症の話、論文執筆やResearch Studentのあれこれについて。

超初心者、本格的なフィギュア作りに向けての一歩目を踏み出す!【インダストリアルクレイ】

 

前書き

 

これを書いてから数年が経ちまして、驚くべきことに今でもクレイフィギュアを作ったりしています。当時は日本に住んでいなかったので、「下手くそで右も左も分からない」ことに加えて、材料がまともに手に入らないような状況でした(日本で原型作ろうと思ってインダストリアルクレイを手にするやつはおらんだろう)。今はもうちょっとマシなものが作れるようになったので、この記事は下げたいくらいなんですが、まぁ自分史の一部ということで、恥ずかしいけどこのまま置いておきます。

 

 

 

  

インダストリアルクレイ(プラスチシン)との予期せぬ出会い

前回までのあらすじ

消しゴムサイズのポリマークレイ (10色入り300円!) を使い終わっても、粘土熱が冷めなかったわい。8月上旬、追加の粘土を買う旅に出かけたのだった。。。

あ、ポリマークレイについてはこの記事を見てくれよな!(^-^)つ0

 

画材屋で迫られた選択

ネット検索の結果、サムウェアー県ザットタウン市の中心駅近くに小さな画材ショップに粘土があるという情報をキャッチ。フィモスカルピー(オーブンベイク粘土)の値段は450〜500円程度と表示されていたので「思ってたより全然安い!買える!パァァァ///」と家を飛び出した。が、ショップについてびっくり。

 

粘土はたった50g前後入りだったのだ!!!

 

 

あぅ。500gと見間違えてた。。。んな安いわけながったな、じっちゃん。。。(涙)

 

 

50gじゃフィギュアは作れねぇ。お目当の250g〜500g入りのポリマークレイは2500円ほどだ。貧乏 倹約学生のわいにはどうしても手が出なかったので、選択肢は二つに絞られた。

 

  1. 500gで1500円程度のエアドライ粘土を購入する
  2. 500gで600円のインダストリアルクレイを購入する。

 

こんときのわいの心の声「え、インダストリアルクレイって何ぃ?これ固まらない……んだよ……ね??」

 

クレイのパッケージは簡素で原材料も特性もなーんも書いてない。唯一の情報は三歳から使えます👶🏻という健康面に関するものだけ(のちにこれも大事やと気付くんやが)。*1

 

数十分の思案ののち、結局わいはインダストリアルクレイを購入した。

 

固まる=作品の保存性という意味ではエアドライ一択だったけど、まだまだ練習が必要なんだし、固まらないタイプの粘土の方が長くしがめるかなと思ったのだ。(原型製作が目的ならグレイスカルピーニューファンド(石粉粘土) の方がええで。インダストリアルクレイは固まらんから、気に入った作品はシリコンで型を取り、より硬い材質のものに置き換える必要がある。シリコンも良い値段するから、最終的に手間もお金もかさんじゃう。)

 

※ スカルピー買う場合は (1) 温度調節できるオーブンが必要、(2) 焦がすと煙に有毒な成分が含まれるという噂がある、 (3) 2があるので食用のオーブンとは分けた方が良いという意見がある、などの点を調べてからポチってクレメンス!*2

 

 

 

インダストリアルクレイとは何か?

帰宅後、インダストリアルクレイについてググってわかったことは以下。

 

 インダストリアルクレイはプラスチシン (Plasticine) と呼ばれる粘土と同一のものらしい。用途が工業用 (車のモデリングとか) の場合にインダストリアルクレイと呼ぶよう。プラスチシンはクレイアニメの製作に使われることで有名な粘土!原料にはバリエーションがあるようだが、基本的には油粘土の仲間*3固まらないが、常温で適度な硬さを保つ。45度〜60度以上に熱して盛り付けをすることもできるし、冷めれば削ることも可能*4

 
ふむふむ。つまり、固まらないけど実用性は折紙付の粘土ってことか!ええやん!
 

*リンク先のお値段には変動があるので、底値をチェックしてみてね。

 

触ってみた感想

Con (悪いところ)

  • まず臭い!!このブランドだけかもしれないけど、ほんまに3歳児が使うんか?と疑うほど臭う。お酢ような昭和の化粧品のようなツンとした臭い。慣れたのか揮発したのか今は平気。げんなりしながらも触ってみると、なんか割れやすい?以前触ったポリマークレイは半分に折り曲げたら折り目は伸びるような印象だったのに対し、インダストリアルクレイに伸びは少なく折り目で裂けるような印象。最初はポリマークレイの方が触りやすいように感じた。

Pro (良いところ)

  • 触りなれるとサラサラした感触が気持ち良い。圧縮された砂に触れているような感覚。ポリマークレイより好きな点もけっこうあった。第一に、ポリクレで起きた「ちねると指にへばりつく」現象がない。手にくっつかなくて快適。第二に、ポリクレではできなかった削りができた。大胆に盛って大胆に削ぎ落とせる(ナイフがスーーっと入るので断面がぐにゃっとしない)。全体像を作るのに便利。粘土を足したいときも何回か撫で付けるだけで一体化してくれる。砂のようなテクスチャーのおかげで服のシワも表現しやすい(砂浜に線を引くような感覚)

柔らかさは??

  • そこそこ硬い。硬めの粘土って感じ。私が使用しているものは手の熱でも柔らかくなる印象です。夏場に使うともっと柔らかいのかも。おゆまる型取りには耐えられないと思う😕

コツ

  • 元がちょっとザラザラしてるので、表面をなめらかにするのが難しい。デザインナイフ(代わりに使っているヘラ)でスーッスーッと表面をこするように撫でるのが、一番サーフェイスを綺麗にしてくれた。

     

こう見ると良さも悪さも砂を圧縮したようなテクスチャーから来ている事がよくわかる。あ、あくまでわいの主観+この商品の印象だお!

 

オラ、この粘土も気に入ってきたゾォ!

 

 

 

作った作品紹介

習作1:CLAMP先生の「X」に登場する皇昴流の顔

フィギュア作りって想像以上に「自分が何を作りたいか」が重要だと(お尻に殻がついた)初心者は感じた。内なるパッションを探した結果、子供の頃に好きだった「東京バビロン」の皇昴流(すめらぎすばる)だったら、一生懸命作れそう!という電波を受信。「バビロン」から数年後の世界を描いた「X」に出てくる成長して影を背負った皇昴流をこねはじめた。

 

それがこちら。

 

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似てない。絶望的なまでに似てない!

 

制作めも

顔の作り方で参考になったのが下の動画。なるほど、おでこと鼻は盛り立てるのか!唇はそう作るのか!髪はそこから作るのか!とほぼ全ての工程を真似していった。おかげで拙いなりに360度から観れる顔が作れた……希ガス……。

 

一方で学んだことは原作に似せるのチョ〜〜〜〜〜〜難しいやん〜〜😖ということ。動画のおかげで立体的には作れたけど、原作に似ているかどうかは全く別物!!調べてみると、原型師さんは顔のバランスを合わせるために補助線を引いたり、原画の縮尺に照らし合わせて作ったりしてるのかぁぁぁ。

針金の芯材は必須。ないと頭の重みで首からぽっきり折れる。

 

製作日数:2日(トータル4時間くらい)

 

原型師の大山さんの動画はこちら(^-^)つo 多分粘土はグレイスカルピー。


刀剣乱舞 南泉一文字(なんせんいちもんじ)を粘土で造形しました。

 

そもそも似てないという大欠陥はさておき。

 

昴流くんの顔はXの連載期間中にけっこう変化しているのに、参考画像をひとつに絞らんかったことでクールなんかキュートなんかどっちつかずな幼い顔になってしまった。昴流と桜塚星史郎は、わいの粘土スキルが成長したら改めて作りたい。

 

 

 

習作2:名探偵コナンの赤井秀一の胸像(進行形)

 CLAMPの作風を立体初心者が似せることに無理があったと考え、もうちょっとデフォルメが効いている作品を。。。う〜んコナン!と、沖矢昴を作り始めた。でもなぜか顔が沖矢というよりは赤井似になっていく。あれれー? 二次原型への置き換えを考え始めたのもあり、ニット帽で置き換えやすそうな赤井にシフトチェーンジ。

 

作りかけですが、それがこちら。

 

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制作めも

昴流の反省を活かすため、原作に似せることをいちばんの課題とした。斜めから見た輪郭が三角形▽だと原作ぽいかな〜と意識 (画像2枚目)。作った順番は顔→頭+髪の毛→ニット帽。隠れる部分も作っておいた方が最終的にボリュームの整合性が出るのかなと思ったので。体もまずは裸体→服。体はスガオくん以来で難しい!!いちおう裸体から作ったのにぺったんこ!ジャケットと胸のあいだにナイフを滑らし、もっと粘土を詰め込んでパンプアップ。それでもまだぺったんこに見える。。。

 

ポーズと腕以外ほぼ作り終えてから、レフティなのにグラス右手で持たせいることに気づく😞 凹んでたら、レフティの姉が「ダイジョビダイジョビ!グラスを右手で持つこともあるし!時計=右手さえ守ってればおk!」と言ってくれたので、わいは簡単に気をとりなおした!

 

製作日数:1週間(6時間くらい)

 

この赤井像、めっちゃ好きやねん。わいだけ?これがいわゆる a face only a mother could love (母親だけが愛せる顔)ってやつなん?あとやっぱり500gの大容量っていうのは良いですね!昴流、赤井を作ってもまだ1体くらい作れそうな量のクレイが余ってます!嬉しい。

 

 

 

次のタスク:シリコンで型取り、1次原型から二次原型に置き換え?

わい、この赤井を壊れないちゃんとした原型にしたい……。壊れない原型を1体所有するためには、シリコンで型取りしてポリパテに置き換えるのがもっとも一般的な方法らしい(たぶんエポパテは硬いので、ゆるいポリパテの方がベター)。

 

ここで新たな問題。わいの住むサムウェアー県にはamazonがない。TAMIYAもなけりゃ型取り用シリコンもポリエステルパテも基本的にほぼ存在してない(少なくとも身近には出回ってない)。あるのはDAISOとでかいDIYショップだけ

 

わいはこの赤井を完成させるのか?腕時計は右手についているのか?置き換えはするのか?

 

 

すべては次回に続く!(ノープラン!)

 

 

おまけ

この赤井さんが入っている容器。美女と野獣のバラ🌹が入っていたガラス容器みたいで素敵やろ。ほいよ、アチアチ、これが味付け海苔の入れ物を逆さにしたものね。中身の海苔も食べれるし、アンティークショップに高い金出すことはないんだよ。

 

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ぜひ活用してみてお〜(^-^)/またね〜

 

 

 

*1:※この時点では知らなかったけど、フィギュアの原型作りに使われるポリエステルパテや複製に使われるポリウレタンレジンはアレルギー等を引き起こす可能性があり、取り扱いには手袋、マスク等の注意が必要だそう。そう考えると三歳でも練習できるクレイはけっこうGOODだね👍よしおくん!

*2:参考サイト:

スカルピー焼くと有毒な物が出るとか出ないとかの話: 歩瀬のブログ

及び

エコパテ実研究室 〜スカルピーとの親和性実験〜 | 趣味の炊き合わせ (初代)

*3:参考サイト:

Plasticine is a secret substance that has many uses, from child's plaything to bomb defuser

*4:参考サイト:

インダストリアルクレイ | 製品情報 | 株式会社トゥールズインターナショナル