色々やってみる日記

粘土フィギュアの製作ログ、うつや不安症の話、論文執筆やResearch Studentのあれこれについて。

ぬるっと全ての抗うつ薬を卒薬して、2ヶ月が経った。

 

2016年4月から飲み続けていたセルトラリン(又の名をジェイゾロフト) (2016年4月〜11月:50mg、11月〜2017年4月:急に200mgまで増薬、2017年4月〜6月:緩やかに25mgまで減薬、2017年7月〜2019年9月:25mg) と、2017年3月から2019年9月まで飲み続けていたミルタザピン(又の名をリフレックス)15mg。

 

この二種類の抗うつ薬をぬるっと卒薬して2ヶ月が経ったので覚書を残しておこうと思います。

 

ぬるっと、というのは、お医者さんの指導の元で卒薬したわけではないから。

 

ここ半年、不安障害の症状が悪化していてお医者さんに会えておりませんで。出してもらっていた薬の処方箋が今年の9月で切れたのを機に、なりゆきでぬるっと卒薬してしまいました。

 

自己判断の断薬と言えなくもない。だから諸手を挙げて〜ヤター!!って感じではないのかもしれない。

 

じゃあなんで断薬じゃなく、卒薬と言い張るのか。

 

 

 

 

卒薬、と自己判断した理由 

第1点:減薬をしていってOKという医師の判断

そもそもセルトラリンは、200mg飲んでいたものを25mgまで医師の判断のもと減薬していたこと。(うつのためというより)睡眠障害のために飲んでいたミルタザピンをやめても、規則正しい睡眠がこの2ヶ月続いていること。この2つから、まぁ卒薬と言ってもいいんじゃないかと。

 

2018年頃から精神科医には「アポイントメイントは半年に1度くらいでも良い」と言われるほどうつは安定していて、多分ね、多分、医者にかかっていても抗うつ薬はそろそろ卒業してもいいかもね、と言われていたと思うのよね(自分で言うとうさんくさい)。

 

第2点:うつはほとんど寛解している

私は現状不安障害なんですが、私の薬は(私の認識している限り)すべてうつ病に出されていたもので、不安障害に処方されたものはありません。うつという大きな砂山がようやく消えたら、中に隠れていた不安障害というスコップが出てきた、みたいな感じでした。砂山の治療ばかりしていて、スコップには注意していなかったのねん*1

 

スコップが出てきたのが今年の2月で、4月までは精神科医と会っていた。スコップが出てきたことに対して医者は驚いていたけど、抗不安薬は勧められず、代わりに暴露療法・行動認知・ACTのような考え方の矯正を勧められた。

 

今後、医師の判断次第で「抗うつ薬は卒業、でも新たに抗不安薬を処方される可能性」はあるのかもしれないが、私の場合はセルトラリンとミルタザピンが不安に効いたという実感はなくて、事実2つを止めたこの2ヶ月で不安が悪化したということはない。

 

第3点:この2ヶ月間の体調と気分は落ち着いている(服薬時と変わらない)

今までにも何度も自己都合で薬が途切れたことがありました。しんどくて薬局に行けなくて2週間空いてしまったとか、そういう理由で。そういうときは必ず数週間以内にしんどさが上がってしまって「あかんわ薬まだいるわ」という気持ちで薬局に走っていたんですが、この2ヶ月は、今のところそれがない。ものすごく悩んで、疑いながら、不安になりながら卒薬に踏み切ったというよりは、今までで一番自然に薬が手放せたという感じです(※ここから悪化したら、素直に医師のヘルプを受けようという意思はある)

 

この2ヶ月間、薬を飲んでいたときと変わらない状態がぬるーーーーっと続いている。感覚的には卒薬して変わった部分が何一つない。 飲んでるのか飲んでないのか分からないくらい、何も変化なし。

 

第4点:卒薬の焦りを感じたことがなかった。

抗うつ薬の副作用には一通り苦しんだけど*2、服用時に「薬漬けになってる!」みたいな違和感や疑いを感じたことがなかった。服用していることを忘れるくらい、薬を飲むことが普通になっていた(それの良し悪しは分からないが……)。

 

私がうつになった数年後に双極性の診断が下った姉は、とてもお利口さんに医者に通っているし、お薬もちゃんと飲んでいるけど、とにかく卒薬したくてたまらないらしい。薬を飲んでしんどいから、とかではなく、薬を飲んでいること自体が嫌らしいのね(姉は私より高頻度で医者にかかっているし、順調に医師の指導の元減薬しているので、自己判断の断薬をすることは万一にもなさそうだ)。

 

自分を思い返してみると「薬を止めたいから」という理由で断薬しようと思ったことは一度もなかった。「薬局に行くのがめんどくさい/処方箋が切れた/お金がなかった」という理由で薬が最長2週間ほど途切れたことはあったけど。

 

なんちゅうか、わいうつに関しては「どんなけ焦ってもさっさとは治らん」と諦めてしまっているのね。それは、2017年〜2018年に、頭のもやは随分晴れたにも関わらず、体力・気力が全く戻らないという経験をしたからだと思う。*3

 

「1日5時間以上の昼寝、活動時間がMAX2〜4時間」みたいな状態をなんとかしたくて必死だったけど、現実は「3ヶ月ごとに昼寝時間ー30分&活動時間+30分」くらいのペースでしか治ってくれなかった。あの経験で、うつは薄皮を剥ぐようにしかよくならん、一気には治らん (少なくとも私のうつは) と悟ってしまった。だから薬に対しても「いつか要らなくなるときに要らなくなるだろう」というスタンスでずっと来た。

 

当然焦りを感じる日もいっぱいあったけど、その度に「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と自分に言い聞かせてやってきた*4

 

今回も卒薬を焦ったということはなく、処方箋がないという物理的な要因と、ない状態を数週間過ごしてみて不都合がなかったという体調的な要因が初めて合致したから現状止め続けているということです。

 

 

 

離脱症状はあったか? 

セルトラリンを200mgから25mgまで減薬したときは、1ヶ月くらいに渡って離脱症状がありました。症状のほとんどは飲み始めの副作用と同じもの(つまり結構キツい)で、副作用と同じように少しずつ消えていった。

 

今回はミルタザピンもセルトラリンも、離脱症状と呼べるようなものは起こりませんでした。まぁ25mgと15mgっていうのが低量だっていうのはあるんだろう。

 

唯一変わったことは、この1ヶ月で体重が5、6kg落ちていたこと。うんじゅう2キロだったのが、うんじゅう(-1の数字)5キロに。

 

ダイエットも運動も特にしていないのに鏡に映る自分が一回り小さくなっていることに気付き、体重を計ってみると5、6Kg落ちていた。急な体重変動で直ぐに思い出したのは、うつになったときに2ヶ月で11kg痩せて、ミルタザピンを飲み始めたときに1ヶ月で12〜14kg増えたこと (萎んだり膨れたりわしゃ風船か)。何もしていないのに減っているっていうのは、気づいていないだけでまた体に重大な変化が起きているんだろうか?と非常に焦った。

 

糖尿病とかも一通り疑って、消去法でこれじゃないかな〜と行き当たったのがミルタザピンの卒薬だった。飲んで太る薬だから、飲むのを完全に止めると敷金みたいに増えた体重が返っていくんだろうか???よくある症例なのか分からないけど、まぁそんなことが起きました(食事量は変わっていない。薬を止めたから少食になった、ということはない)。あと地味に性欲が帰ってきた、元どおりくらい。こっちはセルトラリン卒薬の影響だね。

 

 

 

「卒薬=土台が安定した」という認識

私はそもそもうつも不安障害も薬だけで治るとは思っていない派で、薬は他の治療に取り組むための安定した土台を作ってくれるもの、と思っていました。 薬で土台がしっかりしているから、精神的に負担がかかっても、少し休んでまた治療に復帰できるような、そんなイメージで使ってきました(過去の記事では補助輪と言ったりした)。

 

だから今回の卒薬に関しては、(今のところ) 土台が安定したということにしておこうか、と思っています。健康な心と体を育てていく上物 (ウワモノ) の治療は、これからも続いていくだろう。こちらはもしかすると、生きている限り続くものかもしれない。

 

現在進行形で不安障害のセルフヘルプワークブックに取り組んでいますし*5、ヨガ、瞑想、8時間睡眠、栄養等にも引き続き気をつけて生きています*6。卒薬のことは、「薬がなくても継続的に治療に取り組んでいけるくらい、心と体の土台が安定した・回復した」とりあえずそんな風に捉えています。

 

▷▷▷▷

以上が私のぬるっと卒薬した話でした。薬を飲む生活に慣れ過ぎていて卒薬の感動って正直なかったけど、本当はすごく喜ばしいことだと思う。副作用に苦しんでいた頃の自分に「ちゃんと要らなくなる日が来るから、大丈夫だよ」と伝えてあげたいです。

 

不安が大きすぎて医者に会えていないという本末転倒な状態はできたら11月中になんとかしたいなと思っています。簡単に言ってるけど、本当は吐いて震え上がるほど不安で怖い。でも勇気を出して一歩を踏み出し続けたいという意志があるから、諦めないでチャレンジはし続けようと思う。できる、できると信じながらな!

 

「不安障害の治療」&「自分を大事にしながらできることを増やしていく訓練」は、これからも焦らず、でも辞めずの姿勢で続けていこうと思います。

 

 

 

関連記事

関連記事も貼っておきます👍

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*1:関連記事の3つ目。

*2:関連記事の上から2つ

*3:関連記事の上から3つ目。

*4:眉唾っぽいけど、5つ目のポジティブアファメーションはすごく効果があった。

*5:関連記事4つ目

*6:体調管理は関連記事の6つ目で紹介した手帳を活用して管理。