色々やってみる日記

粘土フィギュアの製作ログ、うつや不安症の話、論文執筆やResearch Studentのあれこれについて。

4年半のメンタルヘルス治療の歩み・ペースのようなもの【うつ、不安障害、睡眠障害】

 

 

 

3体目やんけ〜!

今日、「あーわいって4年半ほどうつと不安障害を患ってるんや〜」って思うと辛くなってしまった。そんなに長い間治らないもの?と思って。

 

芸能人の方とかで、うつになって半年程度で復業できる方もおられますやん?自分はああはなれなかったのか、と悲しくなったんだと思う。

 

やっぱり心のどこかで「体の病気」と「心 (or脳) の病気」を別物だと思っているんだよ。体の病気を根性で治せ!っていう奴はあまりおらんが、心の病気はどこか自分でも(チートなんじゃないか?嘘なんじゃないか?)って疑いを持ってしまう。「そんな4年も長患いするもんですかねぇ〜?」って心のイジワル子が囁いてくる。

 

それを理性ちゃんが「心の病気も立派に病気やで」って説得している感じ。だからそんなに落ち込むなよ、がっかりすんなよ、自分を責めんなよ、と。メンタルヘルスを患っている他人には「本当に病気ですかぁ〜?」なんて欠片も思わないし、簡単に治らないから心の病は「風邪」どころじゃない重病なんだよ、って言う。自信を持って言うのにね。

 

これも自責傾向の一種なんでしょうね。

 

 

 

でも待てよ。落ち着いて考えると、「4年半病気」っていう考え方も事実に即していない気がしてきた。

 

 

 

ブレット・アスティア兄さんも「クールになれよ」って口癖のように言ってましたし、一旦、クールになって考えてみましょうや。

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より正確には「2年半うつで、2年不安障害」っていう方が正しいぞ……?

 

 

やっぱり、うつはもう寛解していると思う。

 

 

じゃあ正確には4年半でふたつの病気をリレーしたんや

 

 

っていうか、睡眠障害も入れたら、モンスター2体倒して今3体目と戦ってるんですやん。今まで大病も骨折もしたことないと思ったら、いっぺんに来やがったな??

 

vs https://1.bp.blogspot.com/-h0QG-0JLyF8/VcMlcb5dEYI/AAAAAAAAwcQ/Rfaj8u-VDsE/s800/pose_win_girl.png(2年半の格闘の末)

https://4.bp.blogspot.com/-R7qkuOoCs1k/VCIkIbJW75I/AAAAAAAAmkE/pvE5zePq6Tk/s800/monster08.png  vs https://1.bp.blogspot.com/-h0QG-0JLyF8/VcMlcb5dEYI/AAAAAAAAwcQ/Rfaj8u-VDsE/s800/pose_win_girl.png(2年半の格闘の末)

vs https://1.bp.blogspot.com/-WK8-xgaCbxI/WxvKaWuNu8I/AAAAAAABMo8/0_ZSDG_epxIKHm06tZIoRpdqBVmmfqlZQCLcBGAs/s800/sports_boxing_corner_woman_second.png格闘中。

 

 

そして同じようなペースで不安障害も治るという希望的観測を持つならば、不安障害だって永遠に続くものではなく、あと半年以内にはほぼdissipateしてくれるという計算になるんや……ッ!

 

多分、次の6年間のわいにはツイてツイてツキまくる、ラッキーマンみたいな時期が待っているはず(ポジティブ)。

 

 

参考までに、自分の格闘記録(もとい治療の歩み)を記録しておく。

 

 

 

それぞれの病気治療の道のり

睡眠障害

2014年10月。「概日リズム睡眠障害」と「睡眠相後退症候群」を発症。

  • 完全なる昼夜逆転が1年ほど続くも、病気と気付かずに放置。これは悪手でした。必然的に日光に当たる時間が少なくなったことが、うつ発症の一端を担ったと思われる。

2016年2月(16ヶ月目)。初めて専門医にかかって病名診断がつく。

  • メラトニンの処方、睡眠日誌等いろいろ試すものの効果は薄く、昼夜逆転はまだまだ続く。

2017年3月(29ヶ月目)。ミルタザピンの処方で、魔法のように治る。

  • ミルタザピンのおかげで、29ヶ月ぶりに夜に眠れるようになる。現在でも睡眠は後退しぎみなんだけど、体内時計の24Hサイクル(概日リズム)は正しい。多分問題ない。

 

治療の歩みはこちらの記事を参照のこと。

【参照】2年ほど続いた昼夜逆転がようやく治ったときの話【概日リズム睡眠障害】【睡眠相後退症候群】 - 色々やってみる日記

 

ミルタザピンという抗うつ薬についてはこちら。

【参照】ミルタザピン(リフラックス)の効き目と副作用について ー 睡眠障害に抜群に効いたけど、めっちゃ太った - 色々やってみる日記

 

うつ

2015年6月。「うつ」発症。ベッドから1mmも起き上がれない日々が2ヶ月続く。

  • 同年12月まで、うつだと気付かずに一人で苦しんで過ごす。

2016年4月(11ヶ月目)。初めて病院で正式な診断がくだると同時に、重度うつ扱い【急性期】

  • セルトラリン50mgを処方される。1年間の休学開始。ベッドから出れない、ご飯食べない、シャワー浴びない、人と話さない、文字読みたくない状態が同年9月まで続く。
  • 同年11月に「うつの揺り戻し」を喰らい、セルトラリンの量が200mgまで増える。
  • 頑張ったこと:日光浴、食事、ヨガ、『いやな気分よ、さようなら』を読みながら行動認知療法。臨床心理士とのカウンセリング(3週間に1度程度)。この1年間は一度も本・論文を開かなかった。ひたすら自分を休ませること、基礎体力作り、認知のねじれの矯正だけした1年でした。

2017年3月(22ヶ月目)。初めてかかりつけの精神科医ができる【回復期】

  • 信用できる精神科医ができる。セルトラリンが25mgまで下がり、代わりにミルタザピン15mgを処方してもらう。
  • 同年4月に復学。今考えると、この判断は悪手だった気もする。なぜなら2017年は胸を張ってまだぜんぜんうつだったからである。かといって、チャレンジする以外の回復期の過ごし方ってないような気もするし。回復期の難しさを痛感した1年だった。
  • 1日に2時間くらい「頭がしゃっきりして健康な人のように働ける時間」があり、そのゴールデンタイム以外はベッドにいる。ちょっとずつ、このゴールデンタイムが長くなっていくのがわいにとっての寛解だった。

2018年1月(32ヶ月目)。ほぼうつ寛解〜8割程度。

  • 動けない日や落ち込む日もありつつ、そういう落ち込みが長引かなくなる。ゴールデンタイムが1日8時間〜12時間くらいに増える。 

 

『いやな気分よ、さようなら』のコンパクト版(行動認知療法のやり方のみで、抗うつ薬に関する章が省略されているのでお薬についても知りたい方はこちら

 

 不安障害

だいたいどの病気もすぐに気づけないわいだが、こいつの足音が一番静かだった。

 

2018年4月。すっごい不安を煽る出来事が起こる。

  • 出来事自体はスムーズに解決に至ったけど、急性の不安感を連続して経験したことで、気付かないあいだに逃避癖が強くなる。イップスみたいに、やろうと思っているのにできなくなっていく。

2019年2月(9ヶ月目)。初めて自分が不安障害だと自覚する。

  • 精神科医と話したりするも、先生が「とりあえず暴露をやりなさい」という姿勢だったことから、先生に会うと暴露をやらされるというリンクができてしまい、医者に行けなくなる。
  • 不安障害の本を20冊くらい読んで、短期間に暴露療法的なことを詰め込んでやった。でもこれが全く持続力のないもので、むしろ不安の火に大量の薪をくべることになってしまい、地獄の「何もかもが不安期到来」。
  • 家の最寄駅から外に出られなくなってしまう。何もかもが不安で、すべて避け始める。死ぬほどやらなきゃいけないと思っていることができないまま同年11月くらいまで来てしまう。

2019年12月(19ヶ月目)。地獄の不安障害期を9ヶ月ほど過ごし、ようやく意識が外にむき始める。

  • 9ヶ月ぶりに暴露療法を再開。そのためにACTセラピーのワークブックに3ヶ月以上かけてじっくりことこと取り組んだ。おかげで、初めて不安障害を乗り越えられるかもしれないという「トンネルの出口」が見えてきた気がする。

 

うつと不安障害のバトンタッチについてはこちらの記事を参照のこと。

【参照】「不安」と「うつ」は分けて考えた方が良いと思う、その理由について。 - 色々やってみる日記

 

9ヶ月ぶりの暴露療法はこちらの記事を(ACTワークブックの情報もこちらに)。

【参照】9ヶ月ぶりに暴露療法をやってみた記録 ①メールから情報取得編【不安障害の治療・ACTセラピー】 - 色々やってみる日記

 

おわりに

ACTセラピーの本に、「不安障害を乗り越える辛さは、もしかしたら変態する辛さなのかもしれない。あなたは今、サナギの中でどろどろに溶けて一生懸命蝶になろうとしている。あなたの辛さは成長痛なのかもしれない」という一文があった。

 

今月も今日も不安障害の影を日常の端々に感じて生きているし、突発的に辛くなる瞬間はある。でもうつも不安障害も、乗り越えるたびに自分がちょっとずつ優しくなったり、寛容になったり、ポジティブになったり、勇敢になっているのは分かる。まだ勇気を出せないけど、人に頼る必要性、人と話す必要性もひしひしと感じているし、その方向に一歩踏み出そうとトライしてる。1日一滴くらいのペースだけど。この辛さは成長痛だと思う、わいは!

 

だから諦めないし、この4年半は「毎日1滴ずつ変態した努力の日々」だと認識を新たにしていくお。次の6年間のわいはワッチャマ・グランディーバになるんだからさっ!イジワル子も、わかったわねっ!